最近書店を徘徊していると、頻繁に睡眠に関する書籍を見かけます。
「やっぱり睡眠って大事だよなあ」ということが漠然と頭を駆け巡る中、ふと気付いたんですよ。
「最近のぼくの睡眠の質はどうなんだ?」と。
冷静に思い返してみると、睡眠中にいきなり魔が覚めて時計を確認すると夜中の3時というような、起床するには早すぎるが、なぜか目覚めるということが最近よくあるんですよね。
いざ考え始めると、以前はそうゆうことがあまり無かったので、余計に気になってしまうという始末。
まあ生活に支障がなければスルーしても良いのですが、これまた昼になると追い討ちをかけるかのように睡魔が襲ってくるわけでして。
要するに、身体は疲れているのに疲労回復はできていない的なやつです。
もうはっきり言うと、これ絶対睡眠の質が悪いやつじゃないですか。
少なくともそういう疑念は抱くじゃないですか。
ということで、色々と改善策を練り、睡眠時の部屋を暗くして見たり、寝る前はスマホやPCの視聴をやめたりということを試して見たのですが、あまり改善は見られず、最終的に始めたのが睡眠時のステータスを把握するということ。
本来は一番最初にやるべきことなのかもしれませんが、慣れないことをやるのは少し面倒なので、後回しにしていたんですよね。
解決策がわからない以上、まずは状況を把握するという基本的なことからやっていくしかないかと思ったわけです。
そこで、睡眠の質を測るためにはいくつか方法があるのですが、色々調べて見た結果、とりあえずは『 Apple Watch 』で計測してみることにしました。
実際、睡眠のコントロールに Apple Watch を使っている人もいて、日本でもこれ系の記事がよく見られるますし、海外サイトの 9to5Mac でも取り上げられていて、やってみる価値はあると判断しました。
使用するアプリは、かなり前にダウンロードしたけど使っていなかった『 Sleep Cycle 』というアプリで、今回の記事ではその使用感などをお伝えしていこうかと思います。
ちなみに、結果から申し上げるとこのアプリ、結構いい感じでした。
Contents
『 Sleep Cycle 』とは

このアプリは、ヒトの睡眠の周期、レム睡眠とノンレム睡眠に焦点を当てて、レム睡眠時の眠りの浅いところでアラームを鳴らして、起こしてくれるという優れものです。
そもそも目覚ましとして使うのがメインのアプリなのですが、同時に睡眠の度合いを計測しているので、結果的には眠りの質までも知ることができ、ぼくが優れものと言った理由もここにあります。
元々はiPhoneを含むスマホに対応したアプリで、Apple Watch に対応したのはほんの最近で、完全に見落としていました。
アラーム設定時刻周辺の眠りの浅いところでアラーム音やバイブレーションを使って起こしてくれるアプリなのですが、Apple Watchを使った場合は、Watch 自体がバイブレーションで起こしてくれるという機能もついています。
つまり、なかなか起きれない人でも、眠りの浅い部分で知らせてくれるので、かなり起きやすくなるし、手首でバイブレーションがなると尚更起きやすくなります。
僕自身この機能は使っていて、快適に起きれていますし、その画期的な機能にはひれ伏すしかないという感じです。
説明が少し冗長になりましたが、一言で言うなら、目覚ましと睡眠記録のできる優れアプリです。
アプリの良い点と悪い点
良い点
・眠りの浅いところで起こしてくれる。
これについては言うまでもなくレム睡眠時に起こしてくれるので比較的起きやすくなります。
ただ、このアプリは完全に把握するのが難しい睡眠の周期を、音に依存してチェックしているので、本当に適したところで起こしてくれているのかどうかは定かではないです。
・バイブレーションのみで知らせることもできるので、アラームを使う場所を選ばない。
音で起こしてくれるのは勿論、バイブレーションでも起こしてくれるので、音を出しづらい場所でもアラームを発動できるのは嬉しいポイントです。
また、音で起きれなくてもバイブが発動することで起きやすくなるというのもあります。
・睡眠時のデータを見える化して確認できる。(睡眠時間など)
睡眠の周期を測るのが難しいという話は既にしましたが、少なくとも正確な睡眠時間は測れるので、これは重宝できる機能かと思います。
直近の睡眠時間と考えられる原因との相関関係などを出す時のデータとしても使えますね。
悪い点
・一部の機能が有料(上記の機能は無料)。
これまで述べてきた機能は最初から無料で使える機能なのですが、睡眠導入音やいびき音の記録などは有料なので、その辺は少し残念と言う感じです。
アプリ開発者のことを考えれば仕方のないことですが、イビキの録音機能なんかも無料で使えると尚更面白い感じはします。
・快眠度の基準が不明確。
これも先ほど述べたことですが、快眠度をパーセンテージで表示されるのは良いものの、その拠り所がイマイチ不明確なので、できればパーセンテージで表す時の基準を示してもらえると嬉しい感はあります。
実際にに使用してみた。

使用方法は Apple Watch の画面上に時間が表示されていて、その下部にスタートの文字が表示されるので、それをタッチして寝るだけです。
その後、設定した時刻周辺の眠りの浅い時刻になると自動的にバイブレーションとアラーム音が発動して起きれるという感じ。

勿論 iPhone でも同じことができます。

睡眠データは即時 Watch 上に表示され、 iPhone からも確認できるので、自分の感覚とデータを照らし合わせることができます。

少し頼りない感じもあるデータではありますが、グラフと自分の感覚とを合わせることで、信用の度合いも測れるのではないかと思います。
ぼくの感覚と実際のデータとを照らし合わせた感じでは、それなりに合っているような印象を受けています。

ぼくの場合は以前にアプリを購入していたのもあってプレミア機能も使用してみたのですが、中でも面白かったのいびき機能で、自分が夜間にどれくらいの音を発しているのかがわかるというのはやっぱり面白いですね。
他にのプレミア機能としては、「 気圧や月齢と快眠度の関係がわかる 」というようなものもあるのですが、この辺はユーザーの生活とも関係してくるので、好みの分かれる機能かなという感じです。
実際ぼく自身も今のところ、アラーム以外の機能で使用しているのは「 睡眠の波形と睡眠時間の確認 」辺りの機能で、有料機能はほぼ使用していない状態なので、正直無料でも十分に恩恵を受けられるかと思います。
ちなみに肝心の眠りはどうなったのかというと、体感では以前より深く眠れているような気がしています。
また、バイブレーションのお陰で朝の起床がしやすくなったのもあって、この辺も関係があるかもしれません。
ちなみに、正確な睡眠時間を測るコツとしては睡魔が訪れるまではベッドに行かず、眠くなった瞬間にスタートボタンを押してベッドにダイブするという方法がおすすめです。
おわりに
今回はスリープサイクルのご紹介をしてみました。
このアプリは結構前から配信されていたので、ぼく自身もかなり前から使用していたのですが、一々アプリを起動するのが面倒だったりして、放置していたんですよね。
ただ今回 Apple Watch 対応後はかなり使いやすくなっていて、しばらく使用していきたいなと思いました。
ぼく自身の密かなマイブームは、Apple 純正アプリの『 ヘルスケア 』のデータを埋めていくということだったりもするので、睡眠の箇所のデータが記録できるのは嬉しいですね。
睡眠時間はかなり正確に測れますし、これだけでも「 最近どれくらい寝ているのか 」ということがわかるので、かなり便利です。
ただ唯一の問題は Apple Watch のバッテリーです。
基本的に Apple Watch ユーザーは深夜に充電する人が多いので、この辺は「 入浴時やディナータイムに充電する 」、若しくは「 Apple Watch 二台体制にする 」とかの方法で対策していく必要があります。
今回は睡眠に関するアプリとしてスリープサイクルだけを取り上げましたが、他にもこれ系のアプリは有名なものがありますので、後日試していこうかと思います。
その際はまたご紹介したいと思います。