またもやAnkerから新作の充電器が登場したので早速ご紹介したいと思う。
それがこちら『 Anker PowerPort III Nano 20W 』。
世界最小&最軽量という売り文句に釣られて、ついつい購入してしまった。
小さいと言えば以前も『今だからこそ買いたい!!オススメの充電器5選。』にてご紹介しているcheeroの充電器がなかなかに小さく個人的にはかなり気に入っているのだが、それより小さいとなると正直買わずにはいられない。
てことで今回はその辺の比較も含めつつ、レビューをしていこうと思う。
Anker PowerPort III Nano 20W
冒頭でも少し触れたが、製品のスペックはこんな感じ。
- パワーデリバリー対応
- Quick Chargeなどの充電規格にも対応
- 最大20W出力
- 一辺27mmの小型設計
- 重さ30g(単3電池の半分と同等)
パワーデリバリーやクイックチャージなどの充電規格に対応することで、幅広い端末をカバーしつつ、それでいてコンパクトな設計が今製品の売りといったところだろうか。
購入理由
- カバンに常備するのに小さいモノが欲しかった
- 外出先で使うのに急速充電は必須
- アンカーの新型を試してみたかった
購入理由は上記の様な感じだが、中でもサイズに惹かれたのが一番大きい。
サイズ感で言えばこれまで使っていた充電器も申し分ない小ささなので、「わざわざ買い換えるべきか?」と問われれば本来ならば「ノー」と答えるところなのかもしれないが、ガジェット好きということやブログに書きたいということもあって、ついつい買ってしまった。
また、これまで使ってきたアンカー製品、充電器やモバイルバッテリーでも、「これはハズレだわ。」と思うことが一度もなかったので、「信頼できる」というのも理由の一つになっている。
使用感
実際に手に取ってみて1番びっくりしたのは「とにかくサイズが小さい!」ということ。
もちろん事前にサイズは確認して買ったつもりだったのだが、その予想は良い意味で裏切られ、箱を開けた瞬間、思わず「小っさ!」と声に出してしまった。
実際に比較してみたのが上の写真だが、これを見てもわかる通り、純正の5Wの充電器との差は「ほとんどない」と言ってよさそう。
個人的にはcheeroの充電器のサイズ感がお気に入りで、現在のスタメン充電器ということもあり、それを超えられてしまったことへのちょっとばかりの悲しみはあるものの、パワーデリバリー対応の充電器をここまでコンパクトに仕上げてきたAnkerさんの技術力には思わず下を巻いてしまう。
唯一の気になるポイントは「プラグが畳めない」という所で、「できれば畳めたらなお良かった」という本音はあるものの、コンパクトかつ軽量に全振りした設計を考慮すれば仕方のないことと言えるかもしれない。
注意点
ご存知の方も多いとは思うが、パワーデリバリー対応の充電器を選ぶ上で注意したいのが「端子の形」。
充電器をよく見ればわかるのだが、これらの充電器は一様にUSB Type-Cを採用している。
従って、そこで使用されるケーブルもUSB-Cを搭載したものでなければならない。
さらに事を複雑にさせる問題は、ケーブルの形状がUSB-Cだったとしても、パワーデリバリーにも対応しているとは限らないということ。
正直こんなことを聞くと「じゃあどのケーブルを買ったら良いの?」という疑問が出ると思うが、Appleが販売しているケーブルを選べばまず間違いはないというのがその答えになる。
とはいえ「純正ケーブルはちょっと高い!」という意見もあるかと思い、そこで提案したいのが、これまたAnkerが販売している Anker PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル 。
これに関してはぼく自身も購入し、実際に速度も計測したところ、純正と同等のパフォーマンスを発揮していたので、特に純正に拘らないのであれば、これを選んでも良いと思う。
おわりに
今回はAnkerの新型が出たので早速レビューをしてみた。
iPhoneユーザーだけでなくGalaxyやXperiaにも対応しているので、多くの方におすすめできる充電器だが、中でもiPhoneに関しては12シリーズから充電器が付属されなくなるということもあり、これを機にパワーデリバリー対応の充電器を導入してみても良いのではないかと思う。
特に、これまでiPhone純正の充電器を使用してきたという場合には、その速さに感動するのではないかと思う。
というか、ぼく自身がパワーデリバリーの初体験時にめちゃめちゃ感動したことも今でも覚えている。
既に18W程度のパワーデリバリー対応の充電器を持っている場合には、わざわざ買い替えの必要はないと思うが、少しでもコンパクトなモノを使いたいのであれば選択肢に加えてみてはいかがだろうか。