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「Uber Eatsの配達にPCXって実際どうなんだろう?」
「原付より快適そうだけど、配達には少し大きすぎない?」
僕自身、Uber Eatsで使うことも考えてPCX JK05を購入し、約2年間、実際の配達で使ってきました。
Uber Eats自体は3年以上、これまで数千件の配達を経験しています。
住宅街の細い道から坂道、幹線道路まで走り、普段は半日程度、長い日には12時間近く稼働したこともあります。
そのうえで先に結論を言うと、
配達だけでなく普段使いも1台で済ませたいなら、PCXはかなりちょうどいいバイクでした。
原付ほど小さくない。
でも、ビッグスクーターほど大きくない。
この「大きすぎず、小さすぎない」という車格が、Uber Eatsではかなり使いやすいと感じています。
車両価格の安さだけを求めるなら、PCX以外にも選択肢はあります。
それでも僕は、今もう一度Uber Eatsと普段使いを兼ねたバイクを選ぶとしても、PCXを選ぶと思います。
Contents
Uber Eats用にPCXを選んだ理由
PCXを購入するときは、最初からUber Eatsで使うことも考えていました。
店頭ではアドレス、シグナス、リードなども実際に見ましたが、その中でPCXに跨ったときの安定感が好印象でした。
特に魅力を感じたのが、次のような部分です。
- 大きすぎず小さすぎない車体
- 普段使いにも使いやすい
- 二人乗りができる
- カスタムパーツが豊富
- 人気車種なのでリセールも期待できる
- ビッグスクーターのような見た目
50ccの原付は速度制限や二段階右折があるため、今回は候補から外しました。
以前50ccのスクーターに乗っていた経験もありますが、予算が許すのであれば、僕はUber Eatsのように長時間走る用途では125ccクラスを選びます。
僕のPCXは、走行距離約500kmの中古車を約37万円で購入しました。
決して安いバイクではありません。
それでも「配達専用車を買う」というより、普段も使えるバイクでUber Eatsもやりたいと考えると、PCXのバランスが自分には合っていました。
PCXをUber Eatsで2年間使って感じたメリット
住宅街から幹線道路まで使いやすい
Uber Eatsでは住宅街の細い道から幹線道路まで、かなり幅広い道路を走ります。
坂のある住宅街を走ることもありますが、配達でパワー不足を感じることはありません。
一方でビッグスクーターほど大きくないので、細い道へ入ったり、狭い場所で取り回したりするのも比較的やりやすいです。
僕は小型スクーターとビッグスクーターにも乗った経験がありますが、PCXの良さを一言で表すなら、
「原付では物足りない。でもビッグスクーターでは配達には大きすぎる。」
この間を埋めてくれるバイクという感覚です。
スマートキーが配達とかなり相性がいい
PCXで配達していて、思っていた以上に便利だったのがスマートキーです。
Uber Eatsでは、
停車 → バイクを降りる → 商品を受け取る・渡す → 戻る → 発進
という動作を何度も繰り返します。
1回だけなら、鍵を取り出す手間なんて大したことではありません。
でも一日に何度も繰り返すとなると、毎回物理キーを出し入れしなくていいのはかなり楽です。
1回では小さな差でも、何十回も繰り返す配達では大きな差になる。
PCXを実際に配達で使ってみて、そう感じた部分です。
長時間の配達にも使いやすい
普段は半日程度の稼働が多いですが、長いときには12時間近く稼働したこともあります。
僕の場合、そのときでも「バイクを運転すること自体がつらい」と感じることはほとんどありませんでした。
ただし、「PCXなら12時間走っても疲れない」という意味ではありません。
後述しますが、僕は純正シートにはむしろ不満があります。
さらに僕のPCXにはロングスクリーンを取り付け、Uberバッグを後ろに固定しています。
バッグが腰を支えてくれることや、スクリーンによって身体へ当たる風が減っていることも、長時間走りやすい理由だと思っています。
実燃費は約36〜43km/L
僕のPCXでは、実際に使っていてだいたい次のような燃費になっています。
- 燃費を意識して走った場合:約43km/L
- あまり燃費を意識せず走った場合:約36km/L
Uber Eatsでは発進・停止を何度も繰り返します。
走り方や道路状況によってかなり変わりますが、僕としては配達でこれくらい走ってくれれば十分だと感じています。
2年間で大きな故障はなし
約2年間使っていますが、今のところ大きな故障は経験していません。
これまで主に交換・整備したのは、
- エンジンオイル
- タイヤ
- ブレーキパッド
などです。
記憶ベースですが、前後タイヤ交換は4万円以内、ブレーキパッドは前後の部品代で2万円台だったと思います。
※整備費用は時期・店舗・使用する部品などによって変わるため、あくまで僕が交換した際の参考として考えてください。
シート下収納は「配達の予備用品入れ」として便利
PCXのシート下収納は、僕の場合、料理を運ぶためではなく「配達中に必要になるかもしれない物の置き場」として使っています。
実際に入れているのは、
- 予備の袋
- ラップ
- タオル
- ティッシュ
- ジャンプスターター
- 雨具
- 普段持ち歩く小物
などです。
お店でもらった袋が破れてしまった場合や、万が一商品にトラブルが起きた場合に対応できるよう、予備用品を積んでいます。
収納スペースはそれなりにありますが、僕が使っているSHOEI NEOTEC IIは入りません。
一方で、僕が持っている半帽は収納できます。
ヘルメットの形状やサイズによって変わるので、「○○Lだからこのヘルメットも入る」と容量だけで判断しない方がいいと思います。
料理はUberバッグ+GIVI 37Lで運んでいる
料理の運搬には、いわゆる「ウバッグ」と呼ばれる大型の配達バッグをメインで使っています。
さらに、バッグだけでは対応しにくい商品に備えて、GIVI B37NTD TECH 37Lも取り付けています。
リアボックスの内側には保温用のシートを貼り、サバイバルシートやタオルなどを使って、中の商品がなるべく動かないようにしています。
特に便利なのが大きめの商品です。
大きな寿司などを入れたり、商品によってはLサイズのピザが37Lのボックスにちょうど収まることもあります。
※ピザや寿司などの容器サイズは店舗によって異なるため、すべての商品が入るという意味ではありません。
僕が実際に使っているボックスはこちらです。
PCXへの取り付けには、GIVIのモノロック専用フィッティング「SR1190」も使用しています。
2年間使って分かったPCXのデメリット
原付の感覚で見ると思ったより大きい
125ccだから小さいバイクだと思って実車を見ると、PCXは意外と大きく感じると思います。
僕自身は、この車格が配達時の安定感につながっていると感じています。
一方で、「原付くらいコンパクトなバイクが欲しい」という人には大きく感じる可能性があります。
購入前に実車を見て、できれば実際に跨ってみることをおすすめします。
足つきは実車で確認した方がいい
僕はPCXについて、125ccとして特別足つきが良いとは感じていません。
ローダウンする方法もありますが、僕自身はしていません。
理由は、住宅街には予想以上に急な坂や段差があり、車高を下げて車体下部を擦るリスクを増やしたくなかったからです。
また、人が乗ったりリアボックスなどの荷物を載せたりすれば、サスペンションは多少沈みます。
そのため個人的には、まずノーマル状態で実際に乗ってから、ローダウンが必要か考えるのがいいと思います。
足つきは体格による影響も大きいので、数字だけで判断せず実車で確認するのがおすすめです。
純正シートは長時間だと疲れる
これは明確な不満です。
純正シートには、腰をしっかり支えてくれるような大きな段差がないため、僕は長時間走っていると疲れます。
ただ、Uber Eatsでは後ろに大型の配達バッグを固定しています。
これがちょうど腰を支える段差のようになり、結果的に長時間走る際の負担を軽減してくれています。
ツーリングなど長距離走行を重視するなら、シート形状についても一度確認しておいた方がいいと思います。
坂道でブレーキを握り続けるのが面倒
かなり地味ですが、配達していると気になります。
傾斜のある場所で一時的に停車するとき、ブレーキレバーを固定する機構がないため、ブレーキを握り続ける場面があります。
対応するレバーなどへ交換する方法もありますが、僕は交換していません。
「面倒だな」と思いつつ、そのまま2年間乗っています。
PCXを選ばない理由になるほどではありませんが、実際に使っていて感じる小さな不満です。
車両価格が安くない
PCXは、配達用バイクとして「とにかく安く始めたい」という人向けではないと思います。
僕自身も中古で約37万円でした。
さらに外装部分も大きいため、転倒したときの修理費については少し気を使います。
配達だけのために最低限の費用でバイクを用意したいなら、もっと安い125ccも比較した方がいいでしょう。
二人乗りはできる。でも毎日するなら別のバイクも考える
僕がPCXを選んだ理由のひとつが、普段使いで二人乗りもできることでした。
実際に二人乗りすることもあります。
普通に乗る分には問題ありませんが、ビッグスクーターと比べると車体の重厚感は少なく、幹線道路などを後ろの人に配慮しながら走ると少し神経を使います。
たまに二人乗りもできる。
これはPCXのメリットだと思います。
一方で、毎日のように二人乗りをすることが目的なら、僕ならもっと車格のあるバイクも検討します。
僕のPCX配達仕様|実際に使っている装備
ここからは、PCXを約2年間使う中で実際に取り付けてきた装備を紹介します。
最初からすべて取り付けたわけではありません。
実際に使いながら、「ここが面倒」「こうなったら楽なのに」と感じた部分を少しずつ変えてきました。
Kaedearスマホホルダー|配達では着脱の楽さが強い
僕が実際に使っているのは、2023年6月に購入したKaedearのワイヤレス充電対応スマホホルダー「手裏剣」です。
購入から3年以上使っています。
最大のメリットは、スマホの着脱がとにかく楽なこと。
別のバイクではRAMマウントも使っています。
見た目や拡張性ではRAMマウントの方が僕は好みですし、パーツを交換してカメラなどを取り付けられるのも便利です。
ただ、Uber Eatsでは商品を受け取ったり渡したりするたびに、スマートフォンを何度も取り外します。
その用途なら、僕はKaedearの方が圧倒的に楽です。
3年以上使っていますが、走行中にスマートフォンが落ちたり、ズレや振動で困った経験もありません。
ワイヤレス充電も便利ですが、真夏の日中には弱点があります。
スマートフォン自体がかなり熱くなると、ワイヤレス充電をしていても消費電力に追いつかず、バッテリー残量が徐々に減っていくことがあります。
その対策として、僕は100均の商品を加工して簡単な日除けも取り付けています。
なお、現在販売されているKaedearのモデルは、僕が3年以上使用している「手裏剣」と同一商品ではありません。
Amazonでは現行モデルの「クイックホールドⅡ KDR-M11AP」が販売されているため、以下には現行モデルへのリンクを掲載しています。
僕の3年以上の使用感は、あくまで旧モデルについてのものとして参考にしてください。
DAYTONAのUSB電源を手元に増設
JK05にはもともとUSB電源があります。
ただ、純正USBはグローブボックス内にあるため、僕の場合は配達中に使うなら手元から給電できる方が便利だと感じました。
そこでDAYTONAのUSB電源を追加しています。
「PCXにはUSB電源がないから増設必須」ということではありません。
純正でも充電できます。
あくまで僕の場合は、スマートフォンをナビとして長時間使う配達では、ハンドル周辺から直接給電できる方が使いやすかったということです。
D-UNIT+も追加して電装品をまとめている
グリップヒーターなど複数の電装品を使いたかったため、DAYTONA D-UNIT+ 16075も取り付けています。
取り付けは自分で行いました。
僕自身、もともとバイク整備や電装作業の経験があったわけではありません。
調べながら作業すること自体が好きなので自分で取り付けましたが、端子の加工や工具、配線処理などが必要になります。
電装系に慣れていない人や、安全性を優先する人はバイク店へ依頼した方がいいと思います。
僕の環境では、これまで使用中にヒューズが切れたことはありません。
マルチマウントバーでハンドル周りを拡張
スマホホルダーやUSB電源を取り付けるために、DAYTONA マルチマウントバーSC 91695も使っています。
PCXのハンドル周辺は、いろいろな装備を追加しようとするとスペースに余裕があるとは感じません。
僕はマウントバーを追加して、スマホホルダーやUSB電源などをまとめています。
配達用にスマホ周辺をカスタムしたい人には便利なパーツです。
ロングスクリーン|見た目より快適性を選んだ
僕がかなり気に入っているのが、DAYTONA RSシリーズ ロングスクリーン 97698です。
正直に言うと、
見た目のかっこよさは下がると思っています。
それでも僕は、このスクリーンを外したいとは思いません。
それくらい、身体に当たる風の量が変わりました。
僕はSHOEIのシステムヘルメットを使っていますが、暑い時期にはシールドを開けて走ることもあります。
長時間走るUber Eatsでは、身体へ当たり続ける風が減るだけでも快適性がかなり変わると感じています。
見た目よりも、長時間乗ったときの楽さを優先したい人にはかなり相性がいいと思います。
冬はグリップヒーターがあるとかなり楽
冬対策として、KIJIMA GH08 グリップヒーターも取り付けています。
僕は冬場、
指抜きの作業用手袋+ハンドルカバー+グリップヒーター
という組み合わせで使っています。
グリップヒーターがなくても配達自体はできます。
ただ、真冬の曇った日などは、それでもかなり手が冷えます。
そんなときにレベル1を入れるだけでも、手の冷たさがかなり変わります。
僕にとっては、
「必須ではない。でも冬の配達の苦痛を一段減らしてくれる装備」
という位置づけです。
ミラーも純正から交換した
ミラーも純正から交換しています。
理由はシンプルで、僕には純正ミラーがやや見づらかったからです。
ただし、ミラーの見え方は体格や乗車姿勢でも変わります。
純正ミラーで問題なく後方確認できるのであれば、わざわざ交換する必要はないと思います。
雨の日は基本的にUber Eatsをしない
なお、僕は基本的に雨の日にはUber Eatsをしません。
雨具自体はPCXに積んでいます。
稼働中に突然雨が降ってきた場合に使うことはありますが、その配達を終えたら基本的には稼働終了です。
理由は単純で、
雨の日に転倒して自分やバイクを傷めたら、稼いでも元も子もない
と考えているからです。
そのため、この記事では「PCXは雨の配達でも快適」といった評価はしません。
PCXはどんなUber Eats配達員に向いている?
約2年間使った経験から、僕がPCXをおすすめしやすいのは、
「Uber Eatsだけでなく、普段も同じバイクを使いたい人」
です。
具体的には、こんな人にはかなり合いやすいと思います。
- 50ccより余裕のあるバイクで配達したい
- 住宅街だけでなく幹線道路も走る
- 半日など比較的長い時間配達する
- Uber Eats以外の普段使いにも使いたい
- たまには二人乗りもしたい
- スマホホルダーやリアボックスなどを自分好みに追加したい
反対に、
- とにかく車両価格を抑えたい
- できる限り小さく軽い車体がいい
- 配達専用車として割り切りたい
という人なら、PCX以外の125ccも比較した方がいいでしょう。
PCXは「Uber Eatsをするためだけの最安バイク」ではありません。
その代わり、
住宅街 → 幹線道路 → 普段の買い物 → ちょっとした二人乗り → Uber Eats
まで1台でこなせる。
僕にとっては、この守備範囲の広さが最大のメリットでした。
まとめ|もう一度Uber Eats用に選ぶとしてもPCXにする
PCX JK05を約2年間、実際にUber Eatsの配達で使ってきました。
不満もあります。
純正シートは長時間だと疲れますし、原付を想像して買うと思ったより大きい。
足つきも購入前に確認した方がいいですし、車両価格も安くありません。
それでも、
もう一度「Uber Eats+普段使い」のバイクを選んでいいと言われたら、僕はまたPCXを選びます。
原付より余裕があり、ビッグスクーターほど大きくない。
住宅街から幹線道路まで走れて、必要なら二人乗りもできる。
そして実際に使ってみて不便を感じた部分も、スマホホルダーやリアボックス、ロングスクリーンなどを追加することで、自分の使い方に合わせてかなり改善できました。
「配達専用車」ではなく、生活の中でも普通に使える1台が欲しい。
そんな人にとって、PCXはかなり相性のいい選択肢だと思います。
















