空前絶後の 猫ブーム に乗っかって、『 猫都(にゃんと)の国宝展 』に行ってきました。

今、世の中はかつてないほどの 猫ブーム を迎えています。

ある調査によると実際に飼われているネコちゃんの数は、ワンちゃんのそれを上回っているほどです。

ぼくが小さい頃は周囲に犬を飼っている人がたくさんいたので、ここまで猫が増えるのは予想外の展開。

wikipediaには『アベノミクス 』にちなんで『 ネコノミクス 』なんて言葉もありました。

これによると、猫のもたらす経済効果は2015年時点では約2.3兆円だそうで、その効果の範囲がどこまでなのかは置いておいたとしても、効果自体は絶大なようです。

 

そんな空前絶後の猫旋風に乗っかって、先日『 猫都(ニャンと)の国宝展 』なるものに足を運んできました。

会場は、『 目黒雅叙園 』内の、東京都指定の有形文化財『 百段階段 』

映画『 千と千尋の神隠し 』のモデルの1つにもなっている場所です。

かつては料亭として使われていた場所ですが、現在はこうして様々なイベントが催され、その会場となっています。

目黒雅叙園

百段階段は目黒雅叙園の中にありますので、イベント自体に行き着く前に、様々な展示物を見ることができます。

 

これらはそのごく一部ですが、とにかく『 和 』の趣を楽しめます。

とりわけ、中庭の滝は、その存在だけでアトラクションとして成立するだけの風格がありますね。

滝の音に耳を傾けることで安らぎのひと時を得る。貴重な体験です。

 

館内には螺鈿細工の作品がたくさんあるのですが、百段階段手前で搭乗するエレベーター内のそれは圧巻です。

正に豪華絢爛といった感じ。

 

内部四面全てに細工が施されています。

 

 

百段階段

 

 

エレベーターを上がり少し進むとそこで待ち構えているのが百段階段です。

どことなく厳かな雰囲気を醸し出しています。

 

 

猫都(ニャンと)の国宝展

 

お待ちかねの作品紹介をしていきます。

 

入場後、一番に目を引いたのがこちらの作品。

作品名は『 招寝子 』ですが、その名の通り大の字で寝ています。

ここまでお腹を出して寝ているネコちゃんに遭遇する機会は少ないですが、ここまで潔いと清々しいですね。

 

立体浮世絵という作品。

本当に絵から飛び出てきたかのような躍動感が伝わってきます。

 

和歌山県から有名になった たま駅長もいましたーー。

帽子のいちごマークまで再現されていて、愛くるしいですね。

選挙事務所用の招き猫なるものも。

ヒョウ柄のヒョウが票となって『 票招き 』なんですね。

 

こちらの作品は古本から作られているというから驚きです。

 

そしてこちらが『 リアル猫ヘッド 』

今回は展示品だったのでかぶることはできませんでしたが、『 リアル猫ヘッド体験プロジェクト 』なるイベントに参加すれば実際にかぶることができるそうです。

ちなみにこちらのヘッド、購入もできるそうです。

ぼくも喉から手がでる勢いでホームページにアクセスしたのですが、その価格に手が届きませんでした。。。

猫ヘッドに興味がある方はコチラ。

 

ここまで少し急ぎ足でしたが、アートの一部を紹介してきました。

どの作品も面白く、そして可愛いものばかりで心が癒されました。

 

ぼくは普段このようなイベントに足を運ぶことが少ないのですが、これを機に他のイベントにも足を運んでみようかなという感じ。

色々なモノを見て、なにかしらの発想が生まれて、毎日新たな『 楽しい 』をみつけていければと考えています。


『 目黒雅叙園 』ではそのシーズンに応じて様々なイベントが催されているので、皆さんも一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。