憂鬱な雨でも気分を上げて外に飛び出す方法。 高遮音性イヤホン『 Shure SE 425 』のご紹介。

日曜日、天候は雨、「あまり外出する気にならないし、今日は家でゆっくりしようかな」と思っていた最中、ふと以前から所有しているイヤホン『 Shure SE425 』のことが頭を過ぎりました。

 

購入してからの数年間、AipPodsが発売されるまでは、ぼくのメイン機はいつだって『 SE425 』でした。

素直な音質が特徴のイヤホンなので、たまに刺激が欲しくなって他のイヤホンへ浮気することがあっても、あくまでメインは『 SE 425 』のままでした。

 

ただ、AirPodsが発売されてからは、その使い勝手があまりにも良いので、天下は回り持ちというように、メイン機が変わってしまっていました。

 

そんなこんなで、「 そういえば最近は AirPods ばかりで、有線のイヤホンを使ってないな 」と、そんな思いから、久々『 SE425 』で音楽を聴きながら宛もなくふらっと外出することにしました。

久しぶりに聴いたそのイヤホンは相変わらず良い音を出していて、「あーこの音、やっぱり良いなー」という感じ。

それによって気持ちも左右され、憂鬱だった気分が、「今日もなんか良いことありそうだな。」とポジティブに変化しました。

よく考えてみると、最近は音楽をBGMとして流していたところがあって、よくよく聴き入ったのは久しぶりなこともあって、たまにはこういうのも良いのではと感じ。

 

今回は、そんな憂鬱気分も変えてくれるイヤホン『 SE425 』について書いてみようかと思います。

 

 

『 SE425 』 を購入した理由

実はぼく、もともとは音に対してそれほどの拘りもなく所謂一般的なイヤホンを使っていました。

価格にするとだいたい二千円ぐらいのイヤホンです。

 

そんなぼくはある日、当時使っていたイヤホンの断線をきっかけに DENON の5千円ぐらいのイヤホンを購入してみたところ、その音の違いに愕然としました。

約3千円ぐらいの違いしかないのに、これまで気にも止めていなかった音質の違いがはっきりとわかったんですよね。

 

この出来事が『 SE425 』に手を出すには十分なほどの足がかりとなりました。

「少しの価格差で音質がこんなにも違うならもっと上のイヤホンではどうなってしまうのか?」と、そんな好奇心がフツフツと湧き上がってきたんですよね。

 

幸いにも周りにいたイヤホン好きの友人に思いを打ち明けたところ、『 SE425 』が良いというお墨付きを貰えたので、ぼくの物欲を満たすべく購入に走りました。

 

 

SE425 の魅力とは

魅力を伝える前に気になる点を先に述べておくと、それは価格です。

当時、音質への興味が湧く前のぼくにとって、イヤホンに2万円以上もの価格を支払うことは前代未聞でしたし、正直支払う人の考えがあまり理解できませんでした。

もちろん十人十色と言う言葉があるように、人の好みは千差万別なので、イヤホンというデバイス1つに高いお金を払うこと自体は否定的ではなかったけれど、ただそこにに手を出す人は「音質への拘りが強い人なんだろうな」といった感じで、「おそらくぼくにはその違いはわからないだろう」と、他人事のように考えていました。

実際、イヤホンの説明をみても「シングルドライバー、ダブルドライバー?なにそれおいしいの?」というレベルでその意味もわからなかったので、ぼくみたいな素人が手を出しても魅力がわからないモノだと思っていました。

こんな感じで、以前のぼくはイヤホンのイの字もわかっていなかったという。。

 

ただ、『 SE425 』を手にしてからは高性能なイヤホンに対する気持ちは180度変わっていました。

 

まずそのイヤホンで音楽を聴いてみると音質が明らかに違いました。

今までは家でしかお風呂に入ったことが無かったけれど、温泉に行ってみて初めてお湯に浸かることの醍醐味を知ったみたいな感じ。

音楽の聴き方にも変化が出てきて、バックの音に耳を傾けるようになったり、ピアノのタッチが気になったりと、1つ1つの音に耳を傾けるのが楽しくなりました。

要するに、 BGMとして音楽を持ち歩くのではなくて、音楽を楽しむために持ち歩きたいと思わせるイヤホンだったんですよね。

 

このように音が良いという話をすると、気になるのが、「具体的にどのへんがどうなの?」と言語化した感想が聴きたくなるとおもうのですが、こちらのイヤホンの場合は低音がすごく響くとか、高音の伸びがいいというように、どこか一つが秀でているというよりは、全ての音域で綺麗な音がするという感じなんです。

なので表現するのが難しく、あえて言葉で表現するならばお利口なイヤホンという感じ。

それが故に、長く音楽を聴いていても耳が疲れないという利点もあります。

 

 

良い部分は音質だけでなく、着脱式ケーブルを採用しているところや、高遮音設計なので、周囲の騒音をカットできたりと多岐にわたります。

 

 

長さ変更や断線時にも、この着脱式ケーブルのおかげで、交換をワンタッチで行えます。

 

 

また、Shure掛けと呼ばれる両耳の後ろにケーブルを掛ける着用方法は非常にフィット感が良く、外れづらく、疲れにくい設計になっています。

 

 

本体購入時にはイヤホンケースも付属されているため、カバンの中でケーブルが絡まるという心配もありません。

ここまでくると、このイヤホンの優秀さが大分伝わったのではないでしょうか。

ぼく自身改めてこのイヤホンの利点を書いていて、愛着が増してきました。

ほったらかしてごめんねという感じ。

 

 

ちなみに、付属されているイヤパッドは4種類あるのですが、写真右のフォームイヤパッドが遮音性にも優れていて、音を聴きいるならベストかなという感じです。

 

 

おわりに

 

 

久しぶりにSE425で音楽を聴き、その気持ちの高ぶりに思わず詠嘆したくなって記事化してしまいました。

最近はBluetoothのイヤホンがメインストリームとなっていて、音質というよりは手軽さが重要視されているような気がするし、実際にぼくもAirPodsをメイン機にしているので、その良さは十分理解しているつもりですが、それでもたまには音楽をBGMとしてではなく、聴き入ることの大切さを改めて感じました。

これからはもっと外に連れ出したいなと、そんな風に思っています。

ただ、これまでも述べた通りこちらのイヤホンは遮音性が高いこともあり、外で音楽に集中しすぎると危険だったりもするので、その辺りは注意が必要ですね。

もし興味のある方は試聴などをされてみてはいかがでしょうか。

いずれにせよ、『 SE425 』は今も変わらず最高なイヤホンでした。