twitterやfacebookなど、最近では登録制のアプリやサイトが明らかに増えています。
一度自らのアカウントを作ってしまえば、便利になるのは事実なんですけど、その都度IDやパスワードを記録しておくが結構面倒なんですよね。
毎回同じパスワードに設定しておけば、最早忘れることもないので記録する必要すらなさそうですが、それでもさすがにセキュリティ面のことを考えると、すべてを同じパスワードにはできないというのが現状かと思います。

そして、こんな時に活躍してくれるのが『パスワードを管理するためのアプリ』で、ぼく自身もこれまでその類のものを色々試してきたんですが、それでも「パスワードを管理するならこれ一択」と言い切れるものはなかなか無かったんですよね。
セキュリティ面で不安があったり、内容が良いのに価格が高かったりして、納得のいくものが見つからなかったんですな。
そんな中、ついに先日「これがベストでしょ」と思えるぐらい、めちゃめちゃ使いやすいアプリを見つけたんですよ。
それが『 Enpass Password Manager 』というアプリです。(以下 Enpass )
このパスワード管理アプリは、インドの会社が開発したものなんですけど、2011年に作られて以降、なんと既に世界中で100万回以上ダウンロードされている超人気アプリなんです。

万が一にもパスワードが外部に漏れてしまうと困ったことがたくさん起こると思うんで、所在のはっきりしないアプリには手を出したくないというのがぼくの本心なんですけど、今回のようにアプリを開発した会社の所在やサポートがしっかりしているものであれば、安心して使えるというものです。
またこのアプリは、単純にパスワードが管理できるというだけでなく、それをしやすくするためにいろいろな工夫がなされていて、ぼくが試した中では一番に使いやすかったアプリなんです。
なので、今回はこちらのアプリをご紹介していこうと思います。
Contents
良いところと気になるところ

良いところ
・UIがわかりやすいので、手軽にパスワードの管理ができる。
・一度課金すればサービスが継続されている限り永遠に使い続けることができる。
・一度登録したパスワードは使用時にワンタッチで入力できる。
・Face ID や 指紋認証に対応している
・クラウド管理ができるので複数のデバイス( iPhone , iPad , Mac など)で共有できる。
・Apple Watchにも対応している。
気になるところ
・プロ版にアップグレードするまでに管理できるパスワードの数は20個まで。
この手のアプリが使いやすいかどうかというのは、アプリの操作性に依存するかと思うのですが、『 enpass 』の場合は単に登録した情報をあいうえ順やアルファベット順で表示させるだけでなく、自分で設定したカテゴリーやタグでのフォルダー分けも可能なので、いざパスワードを使う際にも、目当てのものを簡単に見つけることができ、操作性、使いやすさは抜群に良いかと思います。

もちろん Face ID や指紋認証にも対応しているのでセキュリティ対策も万全ですし、クラウドを介することで他の端末ともパスワードが共有できるというのも、このアプリが人気となった理由のひとつかと思います。
また、プロ版にアップグレードしない場合は20個ほどのパスワードしか管理できないというのを唯一の気になる点として挙げたわけですが、この類のパスワード管理系のアプリでしっかりしたものとなると、月額制の課金を必要とするものも多いので、そういう意味では、一度1400円でプロ版を購入してしまえば、あとは課金の必要がないというのは良心的であるかとも思います。
なんで、比較的しっかりしたもので、多くのパスワードを管理したい場合には、かなりリーズナブルに運用できるアプリなのではないでしょうか。
実際の使用画面

ということで早速どれだけ使いやすいのかというところに触れていきます。
パスワードの登録方法

まずアプリを立ち上げたら右上のプラスをタップします。

すると登録する情報の種類を選択できる画面になるので、今回はログインをタップします。

すると何のログインなのかを選ぶ画面になるので、今回はとりあえずグーグルアカウントを登録してみます。
ちなみにこのアイコンもめちゃめちゃ種類が多く、ツイッターやfacebook、インスタなどの有名どころは当たり前のように用意されています。

そして最後に登録したい情報を入力して作業は終了です。

登録が完了すると、このようにアプリのホーム画面に表示されます。
パスワードにタグを付けて管理する
最初に決めたカテゴリーによるグループ分けは自動でされますし、もし自分好みにパスワードを見つけやすくしたい場合にはタグをつけて管理することができます。
タグづけ方法以下の通りです。

1. グループから新しいタグをタップし、使用したいタグを作る。
2. 1で作成したタグをタップした後、右上のプラスマークから、このタグをつけたいパスワードを選ぶ。

このタグづけが完了すると、パスワードが自分好みにフォルダー分けされることになるので、欲しいパスワードに簡単にアクセスできるようになります。
クラウドで他の端末と共有する
さらに、このアプリができることは他にもありまして、情報をクラウドで共有することもできるんです。
つまり、一度登録したパスワード情報を複数の端末で管理することができるというわけです。


クラウドで共有する方法は、設定→同期と進んだ先に同期方法を選ぶ欄があるので、ここから同期する方法を選択するだけでオッケーです。
ぼくの場合はiPhone と iPad , Mac の間でパスワードを管理したかったので iCloud を選びました。
もちろん Apple Watch にもパスワードは表示できるんで、頻繁に確認したいパスワードだを Watch にも入れておくことができます。
ログイン時の自動入力にも対応
一度登録したパスワードはログイン時に自動で入力されるように設定することもできるんです。

正確には iPhone や iPad の設定から「パスワードとアカウント」→「パスワードを自動入力」と進んで、これをオンにしておく必要があるのですが、一度この設定をしてさえおけば、その後からは目的のサイトを訪問した時に自動でパスワードが入力されます。

またパスワードを登録する際に、一緒にそのサイトも登録しておけば、『 Enpass 』のページからもログイン画面に飛ぶことができます。
おわりに
今回はこんな感じで『 Enpass 』の便利機能をザッとご紹介してみました。
パスワード管理系のアプリは、使いやすさや安全面を追求すると、アプリ自体の価格がどうしても高くなってしまう傾向にありますが、こちらのアプリであれば、比較的リーズナブルな価格で、パスワードを管理することができるので、ぼく的にはかなーりオススメです。
20件までは無料で登録できますし、その状態でもぽぼ全ての機能を使うことができるんで、「パスワード管理のアプリを探している」という方は是非一度使われてみてはいかがでしょうか。
ぼく自身現段階ではこのアプリが最も使いやすいんで、今後も愛用していこうと考えています。
という感じで是非参考にしてみてください。
それではー。