この間発表された第三世代のiPad Pro 。
待ち望まれたメジャーアップデートであっただけに、ネット上では賞賛の声が飛び交い、これまで 9.7インチ iPad Pro を使っていたぼくにとっても、目玉が飛び出るぐらいに魅力的な製品に見えていて、『 新型『 iPad Pro 』が欲しい理由をまとめてみました。 』という記事を書いたほどです。
iPadは新型が出るたびに欲しいという気持ちにはなるものの、その価格を理由に、10.5インチ の発売時は躊躇していたのですが、さすがに今回はゴーサインを出すしかないと言う感じで、なんだかんだで注文をしました。
購入時の気持ちとしては、画面が大きくなって見た目が変わることへのワクワク感が半分、処理速度などの向上により、手軽にできることが増えることへの期待感がまた半分という感じです。
ということで、今回は先日ついに手元に届いた新型 第三世代 iPad Pro 11インチ について、後発ながらもそのレビューと接続時のトラブルなんかに触れつつ記事を書いていこうかと思います。
開封の義
正直ぼくとしては、ここが一番興奮したポイントなのですが、多くのサイトでも同様のことを確認できるので、足早に駆け抜けていきます。
ではいきます。
今回購入したのは iPad Pro 11インチ 256GB セルラーモデルです。
僕自身、セルラーを選ぶことへのメリットはそれほど感じているわけではないのですが、あえて言うなら外出先でのネット接続が素早くできることと、カーナビとして使う場合なんかには便利さを感じています。
WiFIモデルの場合、デザリングなら良いですが、Wimax などを用いて外出先で常時ネット接続可能な状態を作ると、場所によっては通信が不安定になることがあるので、なんだかんだでセルラーモデルを選んでいます。
なにはともあれ第一声はでかい。
本体サイズがという意味ではなく、とにかく画面がデカイ。
今回からホームボタンがなくなり一面ディスプレイとなったので、以前との違いは明らかです。
裏面のカメラも巨大化されていて、これは画質に期待ができそう。
とはいえ、あまりiPadで写真を撮ることがないため、そこじゃない感があることは否めませんが。。
9.7インチとの比較がこちら。
サイズ的には今回の11インチの方が一回り大きいということがわかります。
10.5インチのiPad Pro ともサイズはほぼほぼ同じぐらいだそうで、手に持った感じもさほど変化はなさそうです。
今回からはUSB-C対応ということで、ケーブル類もType-C のモノに変わっています。
おそらく今後発表されるデバイスたちはUSB-C で統一されるであろうだけに、これは嬉しいことなのですが、この後これを原因としてトラブルが勃発します。
接続の問題
開封が終わったので、早速用意してあるバックアップからiPadへの復元を開始しようとしたちょうどその時。
「ぼくのパソコンって USB-C 付いてなくないか?」
ということに今更ながら気づいてしまうと言う事件が勃発。
というのも、かつてiPadが dockコネクタ から lightning コネクタへと変わった時は、パソコンと接続する方の端子はいずれもUSB Type-Aが採用されていたので、今回もそんなノリでいたわけですが、冷静に考えてみると今回付属されていたケーブルの端子は両側ともにUSB Type-Cオンリーのモノとなっているので、ぼくのPCでは差し込むことすらできないという。。。
さらにここからも問題で、運良く 100均のType-A to Type-Cのケーブルを持っていたことから、一件落着かと思いきや、それを使って接続してもなぜか iTunes が iPad を検出しないという始末。
ケーブルが悪いのかと思い、急遽公式サイトで紹介されていた belkin のケーブルを買ってきて接続したもののこれも反応なし。
で、結論から言うと、最終的にはmacOSをMojaveにアップデートすることで無事に解決できました。
Mojave自体がまだリリースされて間もないモノだったためアップデートしなくても問題ないだろうとタカをくくっていたわけですが、今回のケースを見るに、今後新しいiOSデバイスを買った際には、MacOSも新しいモノにアップデートを行っておいた方が良さそうですね。
また、同じ接続に関する話として、第一世代のApple Pencilの端子にアダプターを介して新型iPadに接続したところ、予想通り何の反応もなく残念な結果となりました。
もしやとは思い、こんなアダプターを準備しただけに、ちょっと悔しい気持ちが残りました。
使用感
気になる使用感は、見た目から想像していた以上に高く、中でもディスプレイが巨大化したことで、明らかにパフォーマンスが向上しています。
本音では、12.9インチを選ばなかったことへの後悔の念もあったのですが、実際11インチを使用していく中で、そのディスプレイサイズがしっくりきていて、かなり使いやすい印象を受けています。
特にぼくの場合は9.5インチからの買い替えだったこともあってか、その分感動も大きいかもしれません。
ホームボタンが無くなったこととFace IDの相性も抜群で、上下左右に関係なくiPad を起動することができます。
つまり、これまでiPadを起動する際にはホームボタンが下側に来るように持つ必要があった訳ですが、今回からはその必要も無くなって、簡単に立ち上げることができるようになりました。
また、今回のアップデートでは完全なベゼルレス化は行われませんでしたが、これが意外と良かった箇所でもあったりします。
もし現在の仕様のままでベゼルレス化が実現してしまうと、もちろんデザインは抜群に良くなるものの、持ちやすさという点ではかなり残念な感じになってしまうので、今ぐらいのベゼル幅がちょうど良いのかなという感じがしました。
まだ、触り程度でしか使用していないながらも、そのインパクトは凄まじいもので、これから多くのことをこなしてくれそうな、そんなパワフルなデバイスが今回のiPadです。
おわりに
僕が最初にiPadを使い始めたのは第四世代の発売がきっかけで、当初はブラウジングがメインのインプット用の端末として使っていたのですが、今回のiPadぐらいのスペックになってくると、最早インプット用のマシンとは言えず、アウトプット用に開発されたモンスターマシンと言っても過言ではないぐらいの端末となっていて、自分でも「もっともっっと使いこなさないと」思わされる始末でございます。
今後はこれまでパソコンで行なっていた様々なことをiPadでこなせると思うので、非常に良い買い物ができたかなという感じです。
ちなみに、今回話題になっている Smart Keyboard や Apple Pencil も今後使ってみる予定なので、その際には再度レビュー致します。