SONY ヘッドホン。『 WH-1000XM3 』のクオリティーが半端じゃないという話。

これまで、ヘッドホン(いわゆる密閉型の持ち歩いて使えるやつ)というと、「音質にこだわる人が持つモノ」というような印象を持っていました。

もちろん僕自身も音質に対する拘りはそれなりにあって、これまでも『憂鬱な雨でも気分を上げて外に飛び出す方法。 高遮音性イヤホン『 Shure SE 425 』のご紹介。』などでイヤホンについて書いたりもしているのですが、それでもヘッドホンとなると気軽に手を出してはいけないような気もして、購入までは至っておりませんでした。

また、そんな小物感丸出しのぼくでは「そもそもヘッドホンを購入しても、その良さがわからないのでは?」という不安もあったんですよね。

同時に、持ち運びをメインとして使いたいぼくにとっては、イヤホンの方が携帯性の観点で優れているというのもヘッドホンを敬遠する理由の1つとなっていました。

 

まあ言ってしまえば食わず嫌いみたいなものかと。

 

そんなぼくですが、最近あることを機に、無性にヘッドホンが欲しくて欲しくてたまらなくなり、結局ヘッドホンに手を出してしまったんですよね。

それなりのこだわりを持っていただけに、自分でも驚きを隠せなかったりするものの、これまでとは反対に「もっと早くヘッドホンの魅力に気づくべきだった」という思いも芽生えているので、今回は、イヤホン派だった人間に手の平を翻させた『 WH-1000XM3 』というヘッドホンの魅力についての記事を書いていこうかと思います。

 

 

無性にヘッドホンが欲しくなった理由

 

 

イヤホン派のぼくの気持ちを一瞬にして変えた理由の1つに、「ヘッドホンの性能が想像以上に進化していた」というのがあります。

また、その中でもずば抜けて進化を感じさせたのがノイズキャンセリング機能です。

前々からノイキャンがすごいという噂は聞いていたのですが、数年前に試聴した際に、ぼくとしては言うほど感動がなかったというのもあって、これまで見送り続けてきたわけですが、先日ふとした興味をキッカケに家電量販店で試聴したところ、その技術の高さに思わず舌を巻きました。

感覚としては、装着した瞬間、周りに存在した人たちが一斉に姿を消すというような感じ。

ヘッドホンを着けようがどうしようが、周りに人がいることに変わりはないのですが、ノイズキャンセリングによって明らかに騒音が減少するので、周りから人が消えたような錯覚に陥るんですよね。

さすがに全く声が消えるというわけではないのですが、自分の周りではなく遠くから人の声がするというレベルになります。

これを体感したことで、ぼくがヘッドホンに対して抱いていたイメージは一刀両断に切り捨てられただけでなく、むしろ誤解していたことを謝らなければいけないような気にすらなりました。

ここまでの感動を与えられたことで僕の気持ちは一変し、ヘッドホンと共に歩んでいこうと、そんな風な決意をしたわけであります。

 

 

WH-1000XM3 の紹介

 

 

 

一口に「ノイズキャンセリングを備えたヘッドッホンが欲しい」と言っても、それを兼ね備えた優秀なモノはいくつかあるわけで、その中でも最後まで悩んだのが SONY WH-1000XM3 』『 BOSE QUIETCOMFORT 35 II 』 『 Beats Studio 3 』の3機種でした。

 

どの機種も高いレベルで音を出しつつも、それぞれ違った良さがあったので本音を言えば全てを揃えたいところだったのですが、さすがにそれは無謀なので、悩み抜いた結果『 SONY WH-1000XM3 』を選びました。

 

選んだ理由

上で述べた通り最終候補に残っていた3機種はどれも優秀だったのですが、ぼくの用途に一番マッチしているのが『 SONY WH-1000XM3 』だったのでこちらを選んだというのが率直な理由です。

実際に試聴してみた感じでもノイズキャンセリングは SONY が一番優秀でしたし、音にも忠実な印象を受けました。

また、ノイキャンだけでなく、外音を取り込めるアンビエントサウンドモードも画期的な機能の一つで、音楽を聴きながら、周囲の音を聴くこともできます。

また3機種の中で側圧が一番あっていたのもこちらのヘッドホンでした。

実際、側圧はヘッドホンを選ぶ上での超重要項目の一つで、これが自分と合っていなければ、頭痛などが生じてせっかくの機能が台無しとなるので、かなり慎重に選びました。

ちなみに、ぼくの感覚としては、BEATS > SONY > BOSE というのが3機種の側圧の印象です。

 

開封の義

 

 

ということで、早速恒例の開封の義を行なっていきます。

 

 

SONY WH-1000XM3 』は高級ヘッドホンなだけに専用ケースが付属されています。

 

 

チャック部分の仕上がりもかっこいいですね。

 

 

中からはピッタリと収納されたヘッドホンがお目見え。

この辺はさすが純正ケースという感じですね。

 

 

早速本体を取り出したい気持ちを抑えつつ、ケーブルから見ていきます。

左から順に、充電ケーブル、ヘッドホンケーブル、航空機用プラグアダプター、です。

充電端子には最近はやりのUSB-Cが採用されています。

 

 

そして、お待ちかねの本体はこちらです。

カラーはブラックとプラチナシルバーの2で展開されているのですが、汚れなどを考慮してブラックをチョイスしました。

本音を言うとプラチナシルバーの方が好みだったのですが、購入を目の前にビビってブラックにしたのは内緒です。ww

見た目も当初ぼくがヘッドホン対して抱いていたゴツい印象とは反対にコンパクトな仕上がりになっていて、持ち運びへの配慮もヒシヒシと伝わってきます。

何より綺麗に折りたためるのがグッドポイントです。

 

 

使用感

 

 

気になる使用感ですが、開口一番に出てくるのが、やはりノイズキャンセリングがすばらしいということ。

もうさっきからこれについては書きすぎているので、「もういいよ」という声が返ってきそうですが、何度も伝えたくなるぐらいのすばらしい機能なんですよね。

こちらのヘッドホンを装着することで、これまで自分がいかに騒音の中で暮らしていたかということがよくわかりました。

むしろ今まで気づいていなかっただけで「自分が騒音に弱かったのでは?」と思わされるぐらいに着けていると落ちつきます。

音質もかなり忠実で、自然の音とかを流して目を瞑ると、ここは「森の中か?」という具合です。

アプリで音の方向やイコライザーの調節なんかもできるので、低音をガンガンにして「EDM最高!!」てきなこともできます。

もちろん側圧もグッドで、長時間の着用でもノープロブレムでした。

正直しばらくはこれを超えるモノは見つからないだろうし、手放せないだろうなという感じです。

 

 

おわりに

 

 

今回は革命的なヘッドホン、『 WH-1000XM3 』のご紹介をしてみました。

正直その能力は期待の遥か上だったこともあって、何から紹介していいかわからないレベルだったのですが、その中でも感動の大きかったノイキャンをメインにお伝えしてみました。

高級ヘッドホンなだけに、恐る恐る購入したという経緯はあるものの、1日110円(本体のおおよその価格を365日で割った値)で使用できると考えた場合、かなりお得な製品かと思います。

今後は何かに集中したいときや、テンションを上げたい時などに積極的に使用することで、自分のパフォーマンスが上がることに期待大です。

もし、気になる方は一度、家電量販店などで試聴されてみてはいかがでしょうか。