USB ハブ を買いに行ったら罠にかかったという話。

これまでも、もちろんUSBハブの存在は知っていましたが、頑なにその使用を拒否してきました。

ノートPCにはなるべく配線系のものを増やしたくない。

せっかく持ち歩きに特化したものなのに何故配線系を増やすのか?

そんな風に考えていたわけです。

こういう考えの奴を一言で切り捨てるのであれば、がんこちゃんという言葉が適切かと思います。

よく駅のホームとかでも、「アイツってがんこちゃんだよな?」「わかるわかるどう考えてもヤツは生粋のがんこちゃん、ワロタ」みたいな話を耳にしますが、そうです確かにぼくはがんこちゃんだったのです。

 

話を元に戻すと、最近、頑なにハブの使用を拒否している行動とは反対にPCに接続するケーブル類が増えてきたわけであります。

HDDやマウス、iPhoneiPad を接続するためのケーブル、USBメモリー、もう文字として打つのが面倒なほどにケーブル類が増えてしまって、ここで初めて気づいたのが「すべてをハブに集めればいいんじゃないか?」ということです。

いや、ちょっと言っていることが逆転していて、ぼくもついていけない状況なのですが、それでもハブに前向きな自分がそこにいたんですな。

「自分からそれをとったら他に残るものはない」みたいな言葉がありますが、まさにそれです。

自分からがんこちゃんを取り除いたらそこには、ハブを欲している自分がいました。

ここで、なんでそんな簡単なことに今まで気づかなかったのかと後悔の念すら抱き始めたのは置いておきます。

 

と、こんな思いを抱きながらアマゾンという某大手密林に直行するのが僕の中での最適解なわけですが「いやちょっと待て」とぼくの大脳新皮質が囁きます。

「ハブのレビューをブログでするのに、そんな天国への道を歩んでいいはずがない、おまえは修羅の道を歩め」と。

そんなことを言われて納得しない理由がないじゃないですか。

 

てことで即刻、踵を返して秋葉原に直行しました。

で、今回はそこで購入してきたUSBハブをご紹介しようと思います。

 

ちなみに製品の紹介というよりは、失敗談の紹介になるので、もし良いハブを探していると言う方は画面を下にスクロールするのではなく、ブックマークからアマゾンに飛ぶことをおすすめします。

 

 

発見からの失敗

てことで、無事に秋葉原に到着。

今年になってからもう既に一度秋葉原には足を運んでいるので、今回で二度目の秋葉原ということになります。

なので、もう道に迷うことはないですし、おでん缶に目がくらむこともありません。

慣れたもんよと思いながら練り歩くこと五分。

 

一軒目で早速USBハブを見つけましたが、ぼくは複数のモノを比べてこそモノの価値を見出せるという信念を持った熱いハートの持ち主なので、苦汁をなめる思いで、そこは一旦スルー。

 

 

そして、数件散策した後、ついに見つけました!

今回発見したのはこちら。

4 PORT USB 2.0

4ポートという数はちょっと少ないような気もしますが、しかし価格は350円という激安設定。

 

 

「えっ流石にそれはヤバくないか?もちあわせならもう少しありますよ?」と店員さんに自己申告しようかとも、一瞬考えましたが、もしここで自分から申し出て値上げされたらかなわないじゃないですか。

ということで、せっせと購入を済ませ、店を出た直後、ぼくは心の中で叫んだ「やってやったぞ!!」と。

そして、今回の幸運は日頃の行いが良かったことに起因していると、そう確信していました。

 

ルンルン気分で帰宅後、再び今回の戦利品をまじまじと眺めていた時に悲劇はやってきました。

 

そして、次の瞬間頭をよぎったのが「これもしかして買うやつ間違えたパターン?えっそーゆーパティーン???」ということ。

心の隙間からコレジャナイ感がひしひしと湧き上がってきます。

そして、再び脳内の情報を整理。

確かぼくの外付けHDD(以前『 Mac のために作られた HDD。『 My Passport for Mac 』レビュー。 』にて紹介した)は確か3テラだったはず。

 

 

そして、今回のUSBハブの箱をよくよく見てみると、なんとそこには「SUPPORT 1TB HDD」の文字が。

「なヌーーーーーー!?%$&」

意図しない状況思わず叫ばずにはいられません。

そしてどこからともなく「ザワザワ、ザワザワ」と効果音が聞こえてきます。

 

 

何も見えなかったふりをして再び箱に目をやると、本日二度目の「 なヌーーーーーー!?%$&」

完全にこれはオワタなやつだとここで確信しました。

という感じで、ぼくの秋葉原栄光への道はここで最終章を迎えたわけです。

 

 

せっかくなので詳しく見てみる

とまあ、目的のハブをみつけることができず、残念極まりない状況なわけですが、せっかくなので、一応今回のハブもご紹介しておこうかと思います。

なんならこの後使います。

 

 

今回のハブはこんな感じで割とコンパクトな設計です。

縦10センチ、横5センチ、厚み2.5センチで、小さめのモバイルバッテリーにはよくありがちなサイズで、手に持ってみても握りがいのある感じ。

 

 

4ポートという数には少し物足りなさを感じるものの、スイッチが付いているのはグッドポイント。

なぜならば、ぼくは512ギガのHDDも持っていて、これならこのハブの許容範囲内なわけです。

しかもHDDを使っていないときはこのスイッチで消しておけるというアフターサービスも付いてきます。

 

 

最悪3テラのHDDの接続には目を瞑り、512ギガのHDDで手打ちにすれば、なんとかぼくの面子も保てます

 

そして、マウスの受信機も挿せればほぼ文句はないか。。。。。と考えたのもつかの間。

HDDを挿して、マウスの受信機を挿して、HDDを使わないときはスイッチを切って。。。???

スイッチ切ったらマウスも使えなくなるパターンやんけ。

そしたらスイッチとかいらんやんけ。。

製品をよくよく観察した結果、僕にとっての使い道が感じられなくなってしまいました。。。

 

 

使用感

「だが、それでも使ってみるというのが、礼儀というもの。

紳士たるもの礼儀を忘れてはいけない。

小さい頃から漫画が好きで、漫画に育てられ、時には誰かの家のトイレに置いてあった漫画をバイブルのように読んできたぼくだからこそ知っている、それは、どんな相手にも経緯を表さねばならないということ。

自分勝手に購入しておいて、例えそれが希望のモノでなかったとしても、それを無下にしていいはずがないではないか」というセリフを脳内再生しつつ、さっそく使用していきます。

 

 

ということで、まずは懲りずに3テラのHDDをブッ挿してみたが、あいにく反応はなし。

最初からわかってはいたことでしたが、戸惑いをかくせず速攻でケーブルを抜いて、何もなかったかのように装ったのはここだけの秘密です。

 

 

次にシレッと512ギガのHDDを挿してみたところ、、、、、「?????」

なぜか反応なし????

心の中から「気のせい気のせい」という声が聞こえてきます。

 

 

すかさず毎日使用しているマウスの受信機を挿す。

これもなぜか反応なし。。。

ここで頭をよぎったのが、「そもそもこのハブ自体がMACに対応していないのでは?」ということ。

ここまでくるとなんのためにこのハブを購入したのかが全くもって分からなくなってきます。

ただ、もう一度ぐらいはトライしていいはず。

 

 

一旦冷静になり、再度HDDとマウスのUSBをハブに挿してみました。

ここでスイッチを入れ、とりあえず認識さえすればこのUSBハブと仲良く手をとりあえるはずだということを、ぼくは知っています。

すでに指先はスイッチボタンに触れている。

そしてつぶやく「イグニッション!!」

スイッチに込めた想いの強さに、一瞬失神しそうになったのもつかの間、画面をみると、HDDの表示は、、、なし。

そしてマウスはというと。

う、う、うごかない。

ぼくの指はトラックボールの上でスイスイスイと動いていて、例えるなら「蝶のように舞い、蜂のように刺す」という感じなのに、カーソルが動く気配は、、、、ない。

オワターーーーー。。。

 

 

あまりにも納得がいかないので、パッケージを確認したところ、そこにはMAC対応との記載があったので、USBメモリーならいけるやろと挿してみた結果、なぜかUSBメモリーが点滅し続けるという事態に。。。。。

 

ナンカコワイ、アイカモUSBガアツイ。

 

 

おわりに

 

 

今回は先日秋葉原にて格安で購入してきたUSBハブをご紹介してみました。

あまりの安さに食いついてしまった挙句、当初の目的も果たせず、散々な結果に終わったわけですが、人生波乱万丈という言葉がある通り、失敗はつきものなわけです。

そして、ぼくは知っています。

こういう状況下でこそ、一番重要なことは「あきらめないこと」です。

「諦めたらそこで試合終了」安西先生もそう言っていたっけ。

ということでぼくは再び立ち上がることをここに誓います。

あたらしいUSBハブを探します。

ということでそろそろ閉幕となりますが、USBハブを探す際には、しっかりと自分の目的にあったモノを見つけることをおすすめします。

 

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