先日『 「iPhone を充電するなら cheero のアダプターが最強である」という話。 』にてご紹介した、 パワーデリバリー対応の充電器を使い始めてからというもの、近場に出かけるぐらいであればモバイルバッテリーを持ち歩く必要がなくなったので、最近では「さらに荷物を減らす方法はないかな?」と模索している自分がいます。
実際荷物が少ないと、身軽になって動きやすくなるというのがありますし、持ち物すべてに管理の目が行き届くんで、どこかに物を忘れてくるという心配が減って良いことづくめじゃないですか。
と、それらしいこと言いつつ、実を言うと前に一度お酒を飲みすぎて財布を落としたという経験がありまして、それからと言うもの、ご飯に行く程度の外出であれば、なるべく荷物を減らしたいと考えてはいたんです。
で、そのミニマル化の起爆剤となってくれたのが、パワーデリバリー対応の充電器だったわけです。
ちなみに、財布は後から落としたままの状態で見つかりまして、その時の感動ときたら筆舌に尽くしがたいものでありました。
なんで後日、『日本に生まれてよかった。落とした財布を見つけるまでの7つのプロセス』てきな記事をかいってみようと思います。

ということで、早速本題に入りますが、先日荷物を減らすためにBluetooth対応の折り畳み式キーボードなるものを購入してみました。
前からその類の製品があることは知っていたんですけど、ぼくの場合、遠出するときはMacBookを持ち歩くし、どんなに近場だったとしてもiPadは持ち歩いていたんで、イマイチその使い所がなかったんですよね。
ただ、荷物を減らすとなると、どうしても気になってくるのがiPadの存在なんですよ。
もちろんハイスペックのマシンをあのサイズで持ち歩けるのは有難い話なんですけど、それでもそこそこの大きさがあるiPadは、小さいカバンには入らなかったりするんで「iPadを使用する予定がなければiPhoneだけで外出したい!」という思いがあったんですな。
ただ、出先で急にタイピングする必要性がでてくるということも往々にしてあるんで、その時の最低限の備えとして、今回折りたたみ式のキーボードを購入してみたわけです。
なんで、今回はこのキーボードのご紹介をしていこうと思います。
良かった所と気になる所
とりあえず先に良い点と、気になる点を挙げていこうかと思います。
良い点
・どこでもタイピングができる
・コンパクトに折りたためるのでカバンにも入りやすいし、ポケットにも入る
・デザインがおしゃれ
・接続が速い
・価格が安い
気になる点
・複数の端末との接続には向かない
・タイピングがしやすいわけではない
気になる点に挙げた接続に関しては、iPhoneとしか接続しないと割り切って使うのであれば特に問題はないものの、他の端末とも接続する場合は、その都度ペアリングをやり直す必要がでてくるので、この辺りは少し面倒かなといった印象です。
また、コンパクトさを優先したためか、キー全体が真ん中に寄ったデザインになっているため、打鍵感にも少し気になるところがありました。
感覚としては、普段使いのキーボードより、気持ち真ん中寄りにタイピングをする必要があるという感じ。
ただし、今回は持ち歩きやすさを重視して選んだというのがあるので、多少の違和感は仕方がないのかなとも思っています。
良い点に関しては、出先にコンパクトに持ち運ぶことができて、すぐに使い始められるという便利さがすごいです。
ぼくは何事にも取りかかるタイミングを逃すと、一生始められなくなってしまう人間なんですが、このキーボードのようにパッと広げて即座に使えるモノであると、作業にも取り掛かりやすくて好感が持てます。
外観

外観はこんな感じで、キー部分はホワイト、周りはゴールドという仕様になっています。
価格が安かったこともあって、見た目にはあまり期待していなかったのですが、その予想とは反して、かなりかっこいい見た目に仕上がっています。
触った時のひんやりとした感触もどこかApple製品を思わせる感じがあってクールです。
カラーリングも複数あるので、シルバーなどのより落ち着いた色を選ぶこともできます。

折りたたんだ状態はかなりコンパクトで、電子辞書をイメージするとわかりやすいかなという感じ。
一応ぼくが使っているEX-Wordと比較してみたみたところ、辞書よりは一回り小さいことがわかりますね。

逆にiPhone Xよりは一回り大きいんで、サイズ的にはEX-Word>キーボードー>Phone Xという順番になります。

側面には電源スイッチが一つと、micro-USBの充電端子が備えられているだけなんで、見た目もかなりシンプルです。
ボタンが多く付いていると、「カバンに入れた時に他のモノが接触して設定が切り替わってしまう」なんてこともありますが、こちらの場合はなんせスイッチが一つしかないんで、その辺の心配も無用ですね。
欲をいえば、充電端子がUSB-Cだとなお良かったのですが、まあ価格のこともあるんで、あえて気づかないふりをしておきます。
使用感

実際に使うときは、こんな感じでiPhoneは立ててその前にキーボードを置く形で使用しています。
さすがにiPhoneとなると画面も小さくなるんで「文字が見辛くなるのでは?」という懸念もありましたが、「予想よりはよく見える」というのが、実際に使用してみた感想です。
ちなみに、このように使うときはスタンドが必須アイテムとなるので、何かiPhoneを立てておけるアイテムは常に常備する必要があります。

ぼくの場合はというと、先日修理したばかりのビバヒーローが大活躍してくれています。
ヒーローの後ろにコルクを挿して、キーボードを広げれば「じゃじゃーん、作業環境のできあがり」という感じです。

iPhoneとキーボードのセットであれば、こんなに小さくまとまるので、持ち歩きやすさは抜群ですね。
小さめの手提げなんかにも難なく入れておけます。
気になる打鍵感に関しては、キー全体が真ん中寄りの設計になっているので、決して良いとは言えないのですが、反対に、ここまでコンパクトにしながらも使えるレベルを維持していているのには好感が持てます。
はっきり言って、この手の製品で安いものを探すと、どこかに壊滅的な欠陥が見つかったりすることがよくあるんで、今回は無事当たり商品を引くことができ、一安心でした。
おわりに

今回はキーボードのご紹介をしてみました。
ちょっとそこまで行くときに使おうかと試しに購入してみたキーボードでしたが、その使い勝手は予想以上に良かったんで、今後のプチ外出時のスタメンとして、バンバン活躍してもらおうと思います。
ちょっとした隙間時間にパッと出してタイピングして、サッとしまうみたいな、素早い流れで使うことができるのがこのキーボードの良いところなんで、アイデア出しの時なんかにも向いているかもしれません。
頭に思い浮かんだものをとりあえず記録しておくみたいな。
いずれにせよ良い感じに使えるアイテムであることはわかったんで、手軽に持ち運べるキーボードをお探しの方は是非参考にしてみてください。
それではー。