最近は多くの場所で耳にするようになってきた IoT という言葉。
初めは「なんのこっちゃ」という感じに構えていたぼくでしたが、そんな悠長な態度をとってはいられないぐらいに、関連製品を目にする機会が増えてきました。
IoTの力を使えば外出先から自宅の鍵を締めたり、エアコンをつけたり、電気を消したりと、一昔前からするとまるで魔法とでも言うかのようなことができるので、この先家庭レベルで普及していくのは時間の問題かと思われます。
ちなみに、ぼくの周りでの普及率はというと、現段階ではそこまででも無いものの、「気になる」という声もそこそこに上がっているので、ぼく自身もそろそろデビューしないと乗り遅れてしまうかなという思いもあり、先日ついにIoT照明なるものを購入してみました。
もちろん照明以外のモノも気にはなっていたのですが、現在の生活を振り返った時に「一番豊かにしてくれるものは何か?」と考えた結果、最後に残ったのが照明だったというのが選んだ理由にもなっているので、今回の記事ではその理由含め、『 STYLED スマートLED電球 』のレビューをしていきたいと思います。
STYLED スマートLED電球
今回ぼくにとってのIoT家電 第一弾として買ってみたのが、『STYLED スマートLED電球 』です。
実を言うと以前からIoT照明のことが気になっていて、『 Philips Hue 』あたりをちょいちょいチェックしていたのですが、その価格の高さに購入に踏み切れない日々を過ごしておりました。
決してその魅力を軽視していたということは無いのですが、電球3つ入りのスターターキットで2万円前後という価格はそう簡単に手を出せるモノではなく、購入に踏み切るまでにはいかなかったという感じ。
そんな折に、たまたまスマートニュースで見つけた記事がIoT照明の廉価版製品に触れていて、そこで紹介されていたのがSTYLED の LED照明だったんですよね。
しかも60w相当の電球が1つ2980円で購入できるという、その価格だけでも惹かれてしまうのに、しっかりとWIFi経由で働くと言うのだから、驚きを隠せません。
むしろすぐ買った方がいいんでないか?ぐらいの勢いで速攻アマゾンで検索し、最終的に電球4つのセットを6980円という価格で入手することができました。
いや、定価の2980円で4つだと11920円になるはずなのに、6980円って計算違うくない?大丈夫?とも思ったのですが、まあそこはいつも通りの勢いで購入しました。
で、今回の購入理由をザッと簡潔にまとめると、「 安い、WiFI経由で操作ができる、多くのカラーを遊べる」という感じで、もう少し細かく挙げれば色々あるのですが、まあ大きくはこんな所です。
良いところ、悪いところ
で、早速開封してみたので、良かったところと、期待外れだったところを挙げていこうかと思います。
良かったところ
・専用アプリとWiFiを使うことで多くの操作を行うことができる
・設置も楽々
・安い
というのが軽く使ってみて良かった点になります。
中でもアプリで操作できるというのは予想以上に便利で、オンオフは勿論、タイマーの細かい設定や、明るさの変更などの操作がスマホ一台あればどこでもできるので、一度使うと手放せなくなるほどに感動を与えてくれました。
そして、上記のような機能を使いやすくするためのお手頃な価格設定も好印象です。
電球1つからでも購入できるので、その辺も非常に良心的かと。
期待外れだったところ
・昼光色(クール色)が選べない
・カラーライト(青、赤など)の明るさが暗い
・複数のライトのカラーを同時に変えることができない
明るさに関しては、810lmとの記載があったので、部屋のメインの照明として使おうかとも考えていたのですが、残念なことにそこで重要となる昼光色は選べませんでした。
電球色であれば確かに810lmはあるだろうなと思えるぐらいの明るさがあるので、寝室などであればメインの電球としても活躍するかと思うのですが、昼光色が選べないとなると、リビングなどではこれをメインとして使うのはやや厳しいかなという感じです。
カラーに関してはあらゆる色を選べるので、その時の気分でフレキシブルに変更することができます。ただし、その際の明るさは限定的で、部屋の中いっぱいを照らすほどにはパワーがないというのも少し残念かなという印象です。
また、多くの電球をグループ化してオンオフなどの作業を同時に行うことは可能ですが、色の変更を同時に行うことはできませんでした。
1つずつならばできることなのですが、多くの電球のカラーを同時に変更できるともっと便利に感じるとは思うので、やや歯痒い感が残ります。
上記の点に関しては、その価格などを考慮すると仕方ないとは思うのですが、購入前の段階では不明な点でもあったので、参考までに挙げてみました。
設置
IoTと言うと少し小難しくきこえて、その設置も複雑そうに感じていましたが、その思いとは裏腹に、かなりの短時間で設置を完了することができました。
大まかな流れとしては、「電球をはめる→専用アプリを立ち上げる→アプリで設定をする」という感じで、こうやって書いてみても複雑なところが見当たりません。
いや、むしろめっちゃ簡単という印象で、正直拍子抜けしたほどです。
ここまで簡単にできるならエントリーモデルとしての役割は十分に果たしていると言えるでしょう。
使用感
使用感に関しては上の「良いところ、期待外れだったところ」でも触れているのですが、さらに付け加えるなら、タイマー機能が非常に便利だったということ。
夜寝る前に電気を消して寝ても、朝になると設定した時刻に点灯してくれるので、起床を助ける役割も担ってくれています。
反対に電気をオフにする設定もできるので、消し忘れて寝てしまっても、自動的に部屋が暗くなります。
外から部屋の明かりを操作できるのも非常に便利で、帰宅時間に日が落ちてしまっていても、家の近くで電気をオンにすれば明るい部屋に帰宅することができます。
この機能は防犯対策としても役立つので、そういう意味でも心強い電球です。
部屋のメインの照明としては少し物足りない感じが残るものの、電球色の明るさは抜群なので、窓のない部屋でもバッチリ照らすことができますし、操作も簡単なので、これからガンガン使用していこうかと思います。
おわりに
今回は以前から気になっていた IoT照明 のご紹介をしてみました。
この手の製品にしては、かなりお安く買えたのはとても満足でしたし、コスパという点で見ても納得できるので、今後もう少し買い足してみようかとも考えています。
個人的には昼光色に対応されたらなお嬉しいのと、複数電球のカラーを同時に変更できるようになったら、最早完璧と言っても良いぐらいのクオリティーになるかと思います。
後者の方はアプリのアップデートで改善される可能性もあるので、今後に期待という感じですね。
いずれにせよ、スマホ1つで電球の操作ができるのはかなり便利なので、興味がある人には是非オススメしたい製品でした。