会話ができるだけじゃない。『 ビーコム 』は、ぼっちバイカーも満足させるインカムでした。

バイクを運転している時の渋滞が辛い。

辛さを紛らわすためにヘルメット内にイヤホンを仕込んではみたものの、今度は、その線が鬱陶しい。

また、電話が鳴った場合には、一々停車場所を見つけてからかけ直す。

バイクに乗っているとこういう悩みってありませんか?

これって「バイク乗り特有のあるある」だと思うんですけど、特に渋滞はガチで辛いですよね。

でも、それらを一気に解消してくれるアイテムがあるんです。

そーです。インカムです。

 

ぼくも最初は「インカムは高いし、そもそもソロツーがメインだし、ぶっちゃけそんなの必要ある?」なんていう風に考えていました。

そして、三年の月日が過ぎました。

 

ただそんなこんなで待っている間に新作が出たり、「一度インカムを使い始めたらもう手放せない」的な話を聞いたり、技術的にも大分安定してきた様なので、この度、満を辞して『 B+COM 』デビューしてみることにしました。

なので今回は、これまでインカムをあまり必要としていなかったぼく的な目線から、その詳細をレビューしていこうと思います。

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購入理由

 

 

  • 走行中に音楽が聴きたかった
  • 走行中の通話環境が欲しかった
  • 音楽や通話の操作をワンタッチで行いたかった
  • ヘルメットをかっこよくしたかった

おおまかな購入理由はこんな感じ。

中でも「音楽を聴きたい」という理由は一番大きくて、おそらくこの理由で購入に至る人が一番多いのではないかと思います。

もちろん「ワイヤレスで音楽が聴ければいい」という、それだけの理由であれば他の選択肢もあります。

ぼくの場合だと色々試した結果、最終的に「 Air Pods を耳に仕込む」という形で落ち着いておりまして、わりかし良い感じではありました。

ただその場合、ヘルメットを外した時にイヤホンが落下したり、長時間走行すると耳の中が痛く鳴ったりするんで、やっぱり「インカムにしたい!」という気持ちが徐々に芽生え始めたというわけでございます。

 

 

良いところと気になるところ

 

 

 

まずはサラッと「良いところ、気になるところ」を列挙していこうかと思います。

 

良いところ

  • 通話が可能
  • ワイヤレスで音楽が聴ける
  • ワンタッチで操作ができる
  • 他社のインカムとも接続が可能
  • アプリの機能が充実している
  • アフターサービスも徹底している
  • 充電時の取り外しも簡単
  • 自分好みに見た目をカスタマイズできる

 

気になるところ

  • 低音の厚みがやや足りない
  • 複数のヘルメットに装着するためには周辺パーツを買い足さなければならない
  • 価格が高い
  • やはり盗難対策は必須

 

 

良いところの数はわかりやすく最小限に抑えたかったのですが、いざ列挙し始めるとそれなりの数になってしまいました。

音楽や通話辺りは言わずもがなかと思うので、あまり深く言及はしませんが、ビーコム ならではの良さというところに「アプリの操作性の良さ」や「アフターサービスの徹底ぶり」が目立つかと思われます。

 

 

特筆すべきはアフターサービスの点で、値段がお高いが故に作りもしっかりしているビーコム。

とはいえ、やっぱり長年使用していれば壊れることもあるかと思います。

となると勿論修理の必要があるわけですが、その際も「サインハウス オンライン修理シミュレータ」にて簡単見積もり、そして修理の申し込みを24時間いつでも行うことができるんです。

わりかし心配性のぼくとしては修理の流れがわかるだけで、気楽に、そして安心して使うことができます。

 

 

ビーコム SB6X と ONE の違い

 

 

ビーコム の購入を検討した際に抱える問題の一つに、「どの機種にするのか?」というものがあります。

と言うのもサインハウスからは現行機種として、2種類のデバイスがローンチされているからです。

ハイエンドモデルのSB6Xを選ぶのか、それともより手を出しやすいONEを選ぶのか?ぼくもすごい悩みました。

 

ちなみに両者の大きな違いは以下の4つ。

 

  • 聞きトークの有無(インカム通話中の音楽、ナビの再生)
  • ユニバーサルインターコールへの対応(ONEの場合一部の中華製インカム(ユニバーサルインターコール・レシーブに非対応)と接続できない場合あり)
  • B +COM U(アプリ)への対応(ONE の場合は今後のアップデートでアプリに対応する予定あり)
  • 付属マイクの数(ONE の場合は購入時にワイヤー、アームどちらか一方のマイクを選ぶ必要があります)

他にもバッテリーの容量などにも若干の差はあるものの、充電なしの連泊ツーリングでもしない限りは気にならないレベルかと思います。

 

結果、ぼくの場合はソロツーがメインではあるものの、友人と出かけた際にはルートの先導をすることが多いのでSB6Xを選ぶことにしました。

 

とはいえSB6X、ONE共に同程度のスピーカーが内蔵されていますし、基本的には他社のインカムとのペアリングも可能なので、どちらを選ぶかはマスツーリングの頻度に左右されるのではないかと思います。

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使用感

 

 

しばらく使用してみた感想としては、音質・通話・操作性の三者共に素晴らしいできだと思います。

外部の騒音が多少大きくても通話はできるし、音質だって高音から低音までバランス良く鳴り響いています。

 

 

ぼくは普段AppleのAirPods Pro やSONYのWH-1000XM3などで音楽を聴いているので、それらと比べてしまうと、どうしても低音は非力な印象を受けてしまいますが、それでもバイク用のスピーカー、ましてや街中、しかもヘルメットを通して音楽を聴いていると考えれば、十分なパフォーマンスを発揮してくれていると思います。

 

また、想定外に嬉しかったのは操作性の良さで、音楽の再生・停止なんかがワンタッチで行えるのは非常に便利でした。

同じことをスマホで行う場合、一旦視線をスマホに向ける必要があり危険を伴いますが、ビーコムの場合は前方を向いたままそれを行えるのが安全で良いです。

特に渋滞中とか、高速道路の走行時とかは重宝する機能です。

 

ただし、操作が簡単であるが故に電話のリダイヤルもすぐにできてしまうので、注意が必要です。これのせいで何度か誤ったリダイヤルをしてしまい、その都度謝る羽目になりました。

 

 

ちなみに言うまでもなくビーコム同士のペアリングは光速で行えます。

集まった瞬間、「ペアリングからのはい出発!」という感じで正直驚きました。

もし現在インカムの購入を検討していて、周りがビーコム使いであるならば、最早ビーコムを選ばない理由は見当たらないと言って良いでしょう。

 

 

おわりに

インカムの先駆者と言っても良いほどに広く知れ渡っているビーコム。

その機能面が素晴らしいという話は以前から聞いていたものの、いざ価格を目の前にすると、中々手を出せませんでした。

なんなら、「実際に買って後から後悔しないかな?」という疑問すら抱いていました。

 

 

 

しかし、今となってはそんな疑問はどこへやら、ソロツーの多いぼくにとっては、ビーコムが相方と呼べるほどになっております。

もちろん「バイクに音楽なんかいらん。風を感じてマフラー音を楽しむんや!」という気持ちもわかります。

わかりますが、「好きな音楽を聴いて好きな道をただひたすらに突っ走る」そんな楽しみ方もあるかと思います。

 

バイクライフは人それぞれで、10人いれば10人なりの楽しみ方があると思います。その中にビーコムを通じて楽しめる新たな世界というのもあるので、もし興味のある方は是非一度ビーコム の導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

 

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